東大の弥生門を出ると、目の前に『弥生美術館』がありました。せっかくなので、寄ってみることにしました。
ちょうど青池保子さんの個展が開催されていたようで、館内はなかなかの賑わい。
私は青池さんの作品をこれまで読んだことがなかったのですが、今回、原画を初めて拝見して、衣装など描き込みが驚くほど丁寧で、とても印象に残りました。
15歳でデビューされていたということにもびっくり。
常設展では、竹久夢二の作品が展示されていました。
夢二さんの絵は、やわらかな線と少し物憂げな表情が印象的。
美術館では夢二さんの絵葉書を購入し、美術館に併設されているカフェ『港や』さんで、お昼ごはんにすることに。
カレーは美味しかったのですが、真後ろの女性5人組のひとりが大きな声で話し続けていて、落ち着いて食事どころではなく、食べ終わると早々にお店を出てしまいました。
弥生美術館前の『暗闇坂』から言問通りへ出ると、「弥生式土器ゆかりの地」の石碑が立っていました。
はるか昔、授業で習ったはずですが、弥生式土器が東京で発見されたものだったとは。
ここでGoogleマップを確認すると『根津神社』が近かったので、向かってみることにしました。
『異人坂』という名前の坂道。雰囲気もとても素敵。
上野界隈は、どの坂道にも名前がついていて、それを見つけながら歩くのも楽しかったです。
途中にあった階段は、あとで知ったのですが『根津のお化け階段』と呼ばれているそう。
細い道を抜け、
根津神社に到着。
緑が多く、広々とした境内です。
『乙女稲荷神社』
根津神社はツツジがたくさん植えられていることで知られていて、もう少し時期が早ければ、きっと見事な景色が広がっていたのだと思います。
乙女稲荷へと続く千本鳥居。
鳥居に歌舞伎のシール発見。
神社をあとにして、上野方面へ戻ることにしました。
防火用水の桶に植えられた紫陽花。こういう何気ない景色に、風情を感じます。
不忍通りを渡り、根津の細い路地を少し散策。
途中で見かけた『根津の甚八』という居酒屋さん。
猫のイラストがかわいい。
軒先にはアロエの鉢植えが置かれていて、なんだかいい雰囲気。
前日の雨で干されていた傘も、路地だと絵になります。
ここも良さそうな居酒屋さん。
この界隈、夜に歩いたらきっと楽しいだろうなぁ。
突き当たりには小さな鳥居が。路地は発見が多くて、歩いていて本当に楽しいです。
言問通り沿いにある『玉林寺』というお寺。中までは入らなかったけれど、落ち着いた雰囲気が伝わってきました。
『東京藝術大学』のレンガ造りの門。調べてみると、大正時代に造られたものだそうです。
東京藝術大学の『藝大アートプラザ』に立ち寄ると、なんと「入棺体験」のイベントが開催されていました。
1分間、実際に棺桶の中に入る体験。なかなかできることではないので、思い切って参加してみることに。
係の方にカメラをお願いして、お花を抱えていざ入棺。
中は思っていたより暑く、周囲の声も聞こえてきて、正直あまり落ち着けませんでした。
扉を開けた状態の写真も撮ってもらい、「もし自分が亡くなったら、こんな感じなのかな」と、想像してしまったり。
その後、上野公園へ入り『東京都美術館』へ。
前川國男が設計した、モダンな建物です。
開催中だった『ミロ展』を見学。
抽象芸術をじっくり鑑賞するのは初めてで、正直どう楽しめばいいのか難しかったです。
「考えるより感じろ」、ですよね。
修学旅行の学生さんで賑わう動物園前を通り、
モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエ設計の『国立西洋美術館』へ。
下がれるところまで下がっても、50mmの画角では建物全体を収めきれませんでした。
こちらも見学したかったのですが、行列が外まで伸びていたので、今回は断念。
ロダン作の『考える人』と『地獄の門』。同じ作者なのに、人だかりができていたのは後者のほうだけでした。
美術館の向かいに建つ『東京文化会館』も前川國男の設計。師弟それぞれの建物が向かい合って建っていると思うと、なんだか面白いです。
夜空に星が散りばめられたような天井が印象的でした。
上野駅前まで戻ってきました。
朝とは打って変わってアメ横は大混雑。
まだ時間があったので、ガード下を少し歩いてみることに。外国人向けのお店が増えていて、上野の多国籍化を強く感じました。
休憩がてら、あんみつでも食べようとお目当てのお店へ向かったのですが、外まで行列が伸びていて断念。仕方なくおみやげだけ買って、上野駅へ戻ることにしました。
この頃には足が限界を超えていて、歩くのが本当に辛かったです。
正面玄関口の駅舎は、昭和7年の竣工以来、ほとんど姿を変えていないのだそうです。
駅の中へ入り、建物の2階へ。正面玄関の内側は、白壁が印象的なとても素敵な空間になっていました。
アーチを描いた天井が美しい。
旅の最後に嬉しい発見でした。
新幹線の時間も近づき、中央改札へ。
猪熊弦一郎作の壁画『自由』は修復中で、見ることができませんでした。上野駅の風景のひとつとして楽しみにしていただけに、少し残念。
「はやぶさ63号」に乗り、仙台へと向かいます。
新幹線の車内から見えた空が、とてもきれいでした。
素敵な建物をたくさん見ながら、さまざまな表情の東京に出会えた、思い出に残る旅になりました。
おしまい。





































































