2011年5月11日のダイアリーから再掲。
本震が終わったら膝が笑っていた。
突然の猛吹雪と折れ曲がった新幹線の電柱。
飛び交うヘリコプター。
狼が遠吠えで呼応しあうような至る所から聞こえる緊急車両の音。
あたりに充満するガスの臭い。
電気が止まり静まり返った部屋。
慌てて打った家族へのメール「へやのなかがめちやくちやだよ」
晩ご飯がわりに食べた「ばかうけ」の味。
途切れることのない大きな余震。
まっくらな世界。
気持ちと反比例するような満天の星空。
忘れられない。忘れてはいけないあの日のこと。
あれから5年を経ても記憶は薄れることがなく、忘れることが出来ないものもあるのだと改めて思いました。